カモフカブログ

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アニメ「チェンソーマン」6話感想 ブラックコメディとして面白いです

※一応、ややネタバレがあります。

 

原作(1部)ほぼ未読の感想です。

 

今回はパニックサスペンスなノリで、コベニとパワーのやり取りが面白かったです。

コベニの描写はパニックものにあるあるな錯乱するキャラを誇張した感じで、ブラックコメディに見えました。

パワーとのやり取りの間も良かったと思います。

パワーは人間社会についてあまり知らない、興味ないキャラかと思っていましたが、ノーベル賞とか消費税とか、そういう知識はあるのかと。

人間社会の知識を増やしていっているところ、と言う感じなのでしょうか。

 

コベニについては、どうしてこんな人を雇っているのかとしか思えませんが、デビルハンターは短命とか言っているので、よほど人材不足ということなのでしょうか。

とは言え、コベニの親は相当なクズのようですし、親を亡くしたデンジとの対比も感じます。

 

姫野については、アキの存在が大きいということは分かりますが、アキが刺された時の取り乱しようはどうなのかと。

それだけアキのことを大事に思っている、執着している、ということかとは思いますが、ベテランのデビルハンターかと認識していたので、その割には動揺が激し過ぎるのではと。

取り乱し方がテンプレっぽいというか。

アキを大事に思っているという以上に、何かバディを失った時のトラウマがあるのかもしれませんが。

 

しかし、パワーとニャーコの時もですが、大事なものが失われようとしている時に、ぼんやり見ていたり取り乱したり、それを回避しようとしないのかなと感じました。

素人ではなく、戦いの経験があるプロとしてはどうなのかと。

今回については、駆け寄って止血するとか、ベテランならそういうとっさの判断ができそうな、姫野はそういう仕事のできる先輩感を醸し出していたので。

姫野のこれまでの実績が分からないので、想定外の事態に対応できない人なのか、対応できるけど今回はアキだったから対応できなかったのか、印象が微妙になってしまう部分もあります。

 

速やかに対応できないくらいショックを受けていた、気丈なフリをしているけど心は限界だった、ということなのでしょうか。

それはそれで仕方ないですが、この状況でリーダー的存在の人がこうだと、ちょっと辛いなと。

デンジとパワーの対応を見ていると、デビルハンターが役立たずに見えてしまいますし。

悪魔との闘いでは普通の心を持った人間は無力ということかもしれませんが。

どうやってこの悪魔を攻略するかというエピソードかと思っていましたが、結局何もできない、普通の人間の混乱ぶりや無力さを突き付ける、と言うエピソードだったのかと。

次回、何か活躍したりするのかもしれませんが。

 

コベニが滑稽さを感じるくらいに過剰に取り乱したり、姫野のような落ち着いたリーダーと思われた人物も取り乱したり、そんな中デンジやパワーはしれっとしているという、パニックもののブラックなパロディという印象で楽しめました。