原作漫画は、1部についてはお試し1話を読んだだけで、ほぼ未読の状態です。
2部は配信で読んでいます。
話題の作品ですし、2部は面白いと思って読んでいるので、アニメも見てみようと思ったものです。
※以下、ややネタバレを含む感想です。
1話
原作の1話を丁寧に映像化したという印象です。
映像のクオリティも高く、後半もゾンビ映画を髣髴とさせる不気味さグロテスクさで良かったと思います。
個人的に原作の1話を読んだときは、日本が舞台ではない、異国とか架空の町とかが舞台の話なのかなという印象でした。
(日本が舞台ということを示す描写を見落としていただけかもしれませんが)
なので、デンジの境遇が特殊なのか、こういう境遇がよくある世界観なのか分かりにくかったというか。
学校に行っていないのか、学校が存在しない世界観なのかとか。
2部を読み始めて、現代の日本らしいところが舞台と分かりましたが。
アニメでは1話で背景に日本語の看板などがあり、分かりやすかったと思います。
気になったのはデンジが小綺麗な雰囲気だったこと。
過酷な生活環境というのは住んでいる所やセリフなどから分かりますが、その割に着ているコートとか髪型とかフツーに小綺麗な感じに見えましたが。
アニメということで、そういうところのリアルさは気にすべきではないのでしょうか。
2話
2話は世界観や人間関係などが分かるようなストーリーだったと思います。
マキマがデンジのネクタイを締めてあげる場面は、首輪をつけるような意味合いかと感じました。
3話
3話は、個人的には微妙と言うか、絵のタッチや会話などの間が変わったような印象と言うか。
絵はキレイでリアルっぽいタッチだとは思いますが、デンジとパワーが言い争いをする場面とか、自販機のところで話をする場面とか、動きや間がちょっと違和感あるような……と感じてしまいました。
コウモリの悪魔のところでも、パワーがコウモリの悪魔を見上げて突っ立っている場面は、猫のことが心配ではないのか?コウモリのことを信用しきっているのか?それにしても突っ立っている間が長くないか?などと、ちょっと……。
パワーはアグレッシブにデビルハンター活動して戦いが好きそうだったのに、猫を食べられても反撃しないのは何故?という違和感もありました。
原作を読んでいないので詳しくないのですが、パワーは血の魔人なので、血を吸うイメージのコウモリの悪魔には弱い、敵わないということなのかなとか考えてみましたが。
この3話がモヤモヤしたので、ネットでの意見を検索してみてしまいましたが、そこでアニメは微妙という意見があると知りました。
個人的には1話2話は気になりませんでしたが、原作を読んでいる人からするとコレジャナイ感があるようですし、演出面が満足いくものではないようで。
原作はB級映画なのにオシャレな邦画の演出は違うというのは、成程と思いました。
4話
前半のアクションシーンは良かったと思います。
チェンソーマンになっている時より、身体的なアクションは良いような気がしましたが、人間形態の方が動かしやすいのでしょうか。
ここも気になったのは、パワーはコウモリの悪魔の腹の中から出てきた割に小綺麗だなと。
あと、デンジが夢バトルとか言う時の作画の動きがぎこちなかったような。
他の場面はスムーズなので、ぎこちなさが目立っていたような気がします。
結構デンジの心情を理解するのに大事なセリフだったと思うのですが、動きが気になってあまり入ってこなかったというか。
アキのモーニングルーティンの場面は、アキのキャラクターが分かりやすく伝わりますが、ちょっと長いような、と感じました。
その後のパワーとのドタバタを際立たせるためとも思いますが。
アキは女性誌の表紙を飾ったりしているようで、人気のあるキャラクターなのでしょうか。
確かに、女性ファンが付きそうなオシャレなモーニングルーティンでしたし。
OP
様々なカットがテンポよく続き、アクションシーンもクオリティが高く見応えのあるOPだと思います。
今後のストーリーで出てくる場面カットかと思っていたら、後で色々な映画のパロディだと知り、言われてみれば成程と。
個人的に好きなホラー映画「女優霊」の場面もあるとのことで、好感度が上がりました。
ちなみに、OPで戦っている敵で輪になっている形状のものから、2025大阪・関西万博のキャラクター「ミャクミャク」(のポスタービジュアル)を連想してしまいましたが。
ある意味で社会的な権力や利権と戦っているのだろうか、などと勝手にイメージしています。
ED
最近のアーティストはほぼ知りませんが、マキシマムザホルモンは知っていて好きなので、3話のEDが映像的にもホラー感が強く良かったです。
これが良いと思うと、毎回EDはこれが良いのにと感じてしまいますが。