※ややネタバレを含む感想です。
原作(一部)はほぼ未読の状態でアニメを見ている感想です。
トイレの場面は、ギャグなのか、ギャグをあえてシリアスに演出しているのか、根っからシリアスなのか、判断しにくい微妙な感じでした。
デンジの中では現在の人生の目標が達成できようかという時でシリアスな場面かと思いますが、パワーのリアクションやシチュエーションはギャグ寄りと言うか。
そのギャップ、理想と現実の落差が激しかったというのは、表情とその後のマキマとの会話で理解できますが、落差の激しさを伝えるには物足りないような。
BGMも不穏なのかなんなのか微妙な感じで、微妙なモヤモヤする空気感をあえて演出したということならば、成功しているとは思います。
あと、パワーはこれまで野生で暮らしていて生き物はすぐに殺していたようなので、人間との交流はほぼない、ニャーコの件でマキマに捕まり人間社会での生活を始めたものと認識していましたが。
それからどれだけの時間が経っているのか分かりませんが、パワーは人間社会についてあまり知らない、戦いしか興味がない、というキャラクターかと思っていました。
それが、トイレでのリアクションを見ると、人間のそういう行為について理解しているように見えるので、ちょっと違和感があるというか。
また、そういうキャラクターと思っていたので、なんの目的で胸にパットを入れているのか謎です。
今後その謎が分かるようになるのか、自分の認識が間違っていたのか。
それとも、大きいと思ったら偽物かよ、騙されたわ!みたいなノリで深く考えなくていいところなのでしょうか。
あと、印鑑の朱肉はあんなインクみたいに付かないのでは、とか思いました。
マキマなどのデンジに対する振舞いはデート商法とかにしか見えません。
それがキャラとして悪いなどというわけではなく、そういうしたたかなキャラクター、ファム・ファタール的なキャラクターなのかなと。
他人を理解することについてのくだりは同意できますが。
複数の美女と接触できるチャンスが訪れる、という展開はハーレムもののような印象ですが、あくまで何かの対価として、勝手に向こうが惚れてくれるというわけではないところが、ハーレムものに対する皮肉かなと考えると面白い気もします。
銃の悪魔の存在とか、次回敵をどう攻略するのかとかは気になりました。