紅白歌合戦は特に興味はないのですが、星野源が今年歌う予定の曲が「地獄でなぜ悪い」と発表されて批判が寄せられているというニュースは気になっていました。
個人的には「地獄でなぜ悪い」は映画のイメージで、映画は鑑賞しており、狂った映画愛とバイオレンスのブラックコメディとして楽しめた作品でした。
星野源が出演していることは知っていましたが、同タイトルの主題歌を歌っていたことは覚えておらず、そう言えば……という感じです。
園子温監督作品は何作か観ており面白いと思う作品もありましたが……。
後に性加害疑惑を知り、複雑な心境に。
加害は許されるものではありませんが、作品は作品として監督個人とは別に評価されるべきではないか。
しかし、作品の評価が監督に権力を与え作品製作の場で加害をしやすい状況を作っているという話も聞くと、別だと切り離せないのではないか。
などと考えさせられますが、ともかく、立場を利用した性加害は非難されてしかるべきということは変わりません。
星野源の曲「地獄でなぜ悪い」は今回のニュースを機に聴いてみましたが、映画の内容とは関係のない歌詞ですし、辛い状況の世の中で生きる様を歌った良い曲だと感じます。
今の時代に紅白歌合戦で歌う曲としては良い選曲ではないかと思います。
星野源の他の曲をあまり知りませんが。
しかし、映画「地獄でなぜ悪い」の主題歌であり、タイトルも同じ。
二次加害の恐れがあると批判が来ることも理解できます。
そのため楽曲を変更したということも理解できます。
やはり、紅白歌合戦という公共の電波の国民的番組で披露される、ということが問題なのだろうかと。
星野源が特定の場、自身のライブなどで歌うことは批判されるべきではないと思いますし、これまで批判はされていないと思います。
公共の電波ということで、不特定多数の人が目に耳にしますし、被害者が目に耳にする可能性もありますし。
星野源の曲ではあっても、主題歌であり同じタイトルでもある園子温監督作映画「地獄でなぜ悪い」を知っている人間からすると否が応でも連想されますし。
園子温監督作が国民的番組で好意的に取り扱われているというか、許容されているというか、そういう印象になるのも被害者にとって辛いような気もします。
そもそも、「地獄でなぜ悪い」という曲を選んだ時点で番組側はこういった批判は想定内で、これを切っ掛けに性加害問題に言及するなど、番組内で性加害を批判するような何らかの演出があったりするのかも。
大手芸能事務所とか大御所芸人とかの、そういった問題がニュースになっている昨今なので、もしかして敢えてこの曲を選んだのかも。
などと、個人的には考えていたのですが。
考えすぎだったでしょうか。
何はともあれ、星野源サイドやNHKが「あらゆる性加害行為を容認しません」とはっきり表明しているのは良いと思いますし、その通りだと思います。