カモフカブログ

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ドラマ「エルピス」1話 姿勢が素晴らしい

ドラマ「エルピス」

フジテレビ系月曜夜10時~放送中

 

最初は特にチェックしていなかったのですが、1話放送後のネット記事で脚本・渡辺あやということを知り興味を持ち、1話を見逃し配信で見たものです。

渡辺あや脚本のNHKドラマ「今ここにある危機とぼくの好感度について」がとても面白かったので、こちらも見てみようかと。

 

「今ここ~」は社会を風刺するようなコメディテイストだったので、「エルピス」もそんな感じかなと思っていましたが、こちらはシリアス寄りかなと言う印象です。

パワハラセクハラ国家権力などへの批判的な視点を持ちつつ、事件の謎を追うミステリーとして楽しめて、テレビ業界に対する風刺もあり、やはり面白かったです。

 

女子アナ役の長澤まさみは、こういう女子アナいるなあとリアルな感じで、心にいろいろと溜めこんでいて陰を感じさせる演技も良かったです。

眞栄田郷敦のおバカキャラでコミカルさも適度に挟まれて、シリアス一辺倒ではなく見やすくなっていると感じます。

 

実在の政治権力を連想させるようなやりとりや登場人物など、そういう描写も見応えがあります。

そういう部分を真っ向から描こうとするドラマの姿勢は素晴らしいなと。

冒頭の善人、凡人へのセリフは、やはり視聴者に対して語り掛けているのかという気がしました。