強大な超能力を持ちながら、超能力を使わず日常生活を送りたいと考える気弱な中学生・影山茂夫が主人公の作品です。
街に突如出現した巨大化ブロッコリーを神樹としてあがめる大衆。
大衆を洗脳し祈りのパワーを利用する自称サイコヘルメット教教祖。
自称サイコヘルメット教教祖を止めようとする茂夫。
という感じで、今回は宗教について考えさせられました。
最近は高額献金を強要する宗教団体がニュースになっているので、やはり宗教関連で連想してしまいます。
この作品はフィクションなので超能力で洗脳しているという設定ですが、現実的に様々な手段で洗脳することがあるのだろうなと。
信じている本人が幸せなら良いとか、みんな同じ信仰を持てば平和になるとか。
選択の余地のない状況とか同調圧力とかで信仰を押し付けたところで、それが良いわけないと思います。
自分が神だとかなんとか人類の幸福のためだとかなんとか言うのは、自己満足の欺瞞でしかないのではと。
超能力バトルの場面は、テンポよく迫力ある演出に動きのクオリティも高く見応えがありました。
戦いの緊迫感が高まったところで、そこでそう笑いを持ってくるとか、そういうセンスも秀逸です。
原作漫画を読んでいましたので展開は分かっていましたが、それでもこのタイミングはかなり笑いました。
ある意味、気になったのは次回予告。
いつも茂夫の師匠である霊幻役の櫻井孝宏が予告ナレーションをしていたのですが、今回はエクボ役の大塚明夫でした。
エクボがメインのエピソードなので、まあ、今回はそうなのかなと。
ストーリー内では霊幻は洗脳されている状態ですし。
とは言え、櫻井孝宏が渦中の人なので、大人の事情なのか?とも考えてしまいます。
ネットニュースでは降板とか取り沙汰されているようですが、個人的には別に降板しなくてもよいのではと思うのですが。
立場を利用したパワハラセクハラとか、映画界でも問題になっていましたが、そういうのでもないようですし、プライベートなことですし。
既婚者であることを隠して10年も不倫していたというのは驚きましたし悪質ではありますが、隠していた理由とか、相手が仕事関係者とのことで仕事におけるパワーバランスとか、そういう細かい事情は分からないので、正直なんとも言えないので。
最近の声優については詳しくないのですが、アイドル的な人気だと嫌悪感を抱く人も多いのでしょうか。